かつて炭鉱の町として栄えた筑豊の特色を反映したアートワークを各所に配置し、土地への誇りと生きる喜びを再確認でき、細かな心遣いが感じられる院内空間を作り上げました
Task プロジェクトの課題
老朽化した建物を新築し、よりよい療養環境のなかで広く地域の人々に医療を提供するために、「自然豊かな立地環境を活かした地域密着型医療」という建築の特徴をふまえたアートコンセプトが求められた。
Solution アートプレイスの提案
アートワークは地域の特色やその歴史を積極的に反映し、肯定的に作品化したものを軸として展開。エントランスロビーの大きな作品から、待合室や病室の小さく身近な作品まで、すみずみまでアートワークを配置することで、人々がいたるところで細やかなケア、心遣いを感じられるようにした。
また、病院のウェブサイトを建築デザインと統一し、見やすいサイトにリニューアルした。そして一部の病床には、デジタルフォトフレームを導入し、 地域のなじみある風景写真をじっくりと眺めたり、 家族写真を入れて個々が更新できるようにした。
Works 作品
事業主 | 社会福祉法人恩賜財団済生会支部 福岡県済生会 |
所在地 | 福岡県飯塚市 |
アーティスト | 樋口健彦、岸本真之、廣瀬智央、高須英輔、上田亜矢子、太田拓実、 古門圭一郎、若野忍(KIYATA)、太田三郎、井上絢子、木下恵介、他3名 |
写真提供 | 太田拓実 |