杜の都の木漏れ日を感じさせる柳田有希子のレリーフ作品が、 ホテルエレベーターホールにてお客様を迎えます
Task プロジェクトの課題
2025年6月、三井ガーデンホテル仙台様が全館リニューアルを実施。「Stay in the Garden」をテーマに、仙台の自然を掛け合わせたナチュラルで心地のよい空間デザインに一新した。なかでも、ゲストが最初に足を踏み入れるエレベーターホールにおいては、杜の都・仙台ならではの木陰や陽だまり、自然の豊かさをイメージしたアートワークの導入が求められた。
Solution アートプレイスの提案
エレベーターホールには、柳田有希子による3点ひと組のアートワークを導入。見上げた杜の木々の間からこぼれ落ちる木漏れ日や水面に輝く光、そして揺れ動く仙台萩の鮮やかな黄色を、チタン素材を用いて繊細に表現。チタン特有の光の反射や色彩の変化により、時間や見る角度によって異なる表情が楽しめる。訪れる人びとに杜の都・仙台に息づく自然の豊かさの魅力を伝え、光と色彩の世界へと誘うような居心地のよい潤いのある空間を創出した。
Works 作品
《Thermopsis lupinoides (254_1) 》|1階エントランス エレベーターホール
アーティスト: 柳田有希子
「杜の木漏れ日が落ちる足元と水面に反射する陽光」をコンセプトに、木漏れ日の光や水面に輝く光、揺れる鮮やかな黄色の仙台萩のイメージをチタン素材で表現。CDやシャボン玉に見える色と同じ仕組みである構造色により、見る角度や環境で色が変化し、偶然に生まれる色合いが光と色彩の世界へと誘う。作品タイトルは、仙台市の花、センダイハギの学名である《テルモプシス・ルピノイデス (254_1)》と名付けた。
《Thermopsis lupinoides (254_1)》
2025
チタニウム
360×1100 mm×1点, 360×360×2点
事業主 | 三井不動産株式会社 |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区本町 |
設計デザイン | 株式会社スペース |
アーティスト | 柳田有希子 |
協力 | YUKI-SIS |
撮影 | 木原タクミ (UNIZON Co.,Ltd.) |
アートディレクション | アートプレイス株式会社 |