某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社 某コンビニエンスストア本社

某コンビニエンスストア本社

a certain major CVS chain | 2025

リニューアルしたオフィスと既存のオフィスを繋ぐ空間に齋藤春佳の壁面アートを展開

Task プロジェクトの課題

既存のオフィスと新しいオフィスの間に設けられたリフレッシュスペース。ここは、これまでオフィスを利用していたワーカーと新たに参入したワーカーとの交流を促進する重要なエリアとなる。このスペースに、異なる部署同士のコミュニケーションが誘発され、癒されるような温かみのあるアートワークが求められた。また長さは約14メートルの壁面に、左右2つの部署を象徴するような表現や、それぞれの部署をつなぐストーリー性のある表現を取り入れることが重要な課題であった。

Solution アートプレイスの提案

2つの部署を川に例え、左側の部署「ピンク」から右側の部署「オレンジ」へとグラデーションを作り出し、両部署を「つなぐ」ことを視覚的に表現した。齋藤の作品の特徴である、本来なら交わることのない次元や異なる空間を同じ画面に存在させ、要所要所に企業に関連する細かく描かれたコンビニエンスストアの商品やエピソードを50以上散りばめた。共通の言語である自社のモチーフを壁画から見つけることで、接点の少なかった2つの部署のワーカーのコミュニケーションを誘発させるように仕掛けた。また遠くからは温かみのある色の流れのある抽象画、近くではさまざまな描き込みがあり、飽きのこない作品になっている。

Works 作品

壁面アート作品|《Riversリフレッシュコーナー

アーティスト: 齋藤春佳

この川は、遠くと近く、過去と未来、人と人などを「つなぐ」場所として描かれる。実際には静止している”描かれた川”の流れる方向は、見る都度変化し、鑑賞者の能動的想像力が駆動する時間として往来する。そうした鑑賞者と作品のつながりによって生じる流れの中には、朝と夜、四季、多様な月齢の月などの異なる次元が共存している。別々の時間をつなぐひとつの川。また、隠れたモチーフを発見する体験は、対話のきっかけ、或いは、明かされる必要すらないごく小さな楽しみなど、ふとした休息を放つ種として機能する。

Rivers
2025
壁面アート (原画:Oil on Canvas)
H2,800 × W13,892 mm (原画:H600 × W3,000 mm)

事業主某コンビニエンスストア本社
所在地東京都千代田区
設計デザイン株式会社イトーキ
アーティスト齋藤春佳
撮影加藤健
アートディレクションアートプレイス株式会社