現場でのリサーチを通して描かれた、
株式会社澤村の原点と未来をつなぐ壁面アート
Task プロジェクトの課題
株式会社澤村は、本社オフィスを単なる執務空間ではなく、自社のワークプレイスデザイン思想と企業のパーパスを体現する「ショールーム」として位置づけている。 同社にとって建築とは、構造物を完成させる行為ではなく、そこから始まる人びとの暮らしや未来を支える営みである。その価値観を、来訪者や社員にも共有できる象徴的な空間表現が求められた。 さらに、設計から施工までを一貫して担う組織としての誇りと責任を、社員一人ひとりが実感できる場であることも重要なテーマであった。企業の理念と現場の力を結びつけ、空間そのものがメッセージとなるような表現が課題であった。
Solution アートプレイスの提案
アートプレイスは、制作プロセスを重視するリサーチ型の壁面アートの導入を提案した。
現場で働く人びとの生の声や風土、空気感を作品に具現化できる作家として、日比谷泰一郎を起用。
原画制作にあたり、作家自らが複数の建築現場を訪問し、社員の声に耳を傾け、働く姿をスケッチすることで、建築の裏側にある「人」の存在と現場のプロセスを描き出した。
完成した作品は、ビビットな暖色系をアクセントにした色構成の中にコーポレートカラーを盛り込み、木造・非木造・鉄筋それぞれの構造的要素を抽象的に再構成。作品全体を通して、本社にいながら現場の空気感や働く人びとの息づかいを感じられる表現となっている。
さらに、日本最古の湖である琵琶湖のシルエットを取り入れ、企業の歩みと地域の象徴を重ねあわせ、過去から現在、そして未来へと「場」が繋がっていくイメージを表現した。
Works 作品
壁面アート|《Togetherness》|Meeting room 2 壁面
澤村本社・現場でのリサーチを通じ、「建築物が完成して終わりではなく、そこからお客様の未来が始まる」「ものづくりとして最初から最後まで一貫して様々な人が関わる」「外の現場で働く人と本社で働く人の繋がりとしてのアート」というキーワードを作品に反映させた。見聞きした現場のスケッチと構造物のダイナミックなフォルムを構成要素とする。さらに、日本最古の歴史を持つ「世界有数の古代湖」である琵琶湖のシルエットを取り入れ、滋賀県の象徴と本社の歴史を重ね合わせ、過去・現在から未来へと「場」が繋がっていくイメージを表現した。
| 事業主 | 株式会社澤村 |
| 所在地 | 滋賀県高島市 |
| アーティスト | 日比谷泰一郎 |
| 協力 | 株式会社澤村の社員の方々 |
| 撮影 | 表恒匡 |
| アートディレクション | ArtPlace Inc. |






