一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団 一般財団法人 あんしん財団

一般財団法人 あんしん財団

Anshin-Zaidan Foundation | 2025

あんしん財団による若手アーティスト支援企画展第4期がスタートしました

中小企業の働く人・環境を支えている一般財団法人あんしん財団が、20228月に新宿のミライナタワーに新しくオフィスを移転。財団は災害防止活動を促進し、福利厚生事業を実施し、中小企業の健全な発展と福祉の増進に寄与することを目的に、さまざまな中小企業が安心して働ける労働環境づくりを展開するほか、未来につながる社会貢献活動を行っている。
このプロジェクトは、オフィス空間でのアート企画展を通じて職員のウェルビーング向上を目指すと共に、若手アーティストに発表の機会を提供していくことが目的である。
4期目となった今回は、メインエントランスに岡田菜美による絵画作品が、役員会議室に谷口洸の油彩作品が、職員エントランスには片山穣の染色作品が展示された。昨年度に続き追加展示箇所となったエントランス踊り場には、後藤宙の鉄と糸による彫刻作品が展示される運びとなった。今期は「はじまり・現在・明日(みらい)」をテーマに設定し、全作品の選定を、あんしん財団の職員の方々が主体的に行い、展示開始後は、各作家を招いて社内インタビューを公開ライブで実施するなど、より積極的な活動へと展開された。アートプレイスはその過程において、職員有志対象に現代美術の展覧会をめぐるアートツアーを開催し、芸術鑑賞の機会を経て、優良な若手アーティストの作品を紹介し作品のキュレーションをサポートし、選定作品の展示までをマネジメントした。

1期展示(2022)リンク 

2期展示(2023)リンク

3期展示(2024)リンク

Works 作品

絵画作品|《 one viewメインエントランス

アーティスト: 岡田菜美

エントランス空間には、アクリル絵具を何層にも重ね、削り出す行為を繰り返す手法により、抽象と具象が入り混じったような岡田の絵画「one view」が選ばれた。作品には⾃⾝が訪れた場所や見たことのある風景が幾重にもコラージュされ、新しい情景が描かれている。異なる経験を持つ鑑賞者に既視感や時を超えた心象風景を想起させ、観た人によってそれぞれの中に蓄積された記憶が、はっと呼び起こされるような体験を与える。幾重にも重ねられた色から生まれるグラデーションは空間に境界を生み出し、光彩を放つ。

one view
2021
パネルにアクリル絵具, ラッカー
1,940×2,606mm (F120×2)

絵画作品|《Cloud in the Sea #11》 《Cloud in the Sea #20》 《Cloud in the Sea #12役員会議室

アーティスト: 谷口洸

谷口の絵画作品は水、空、光をキーワードに表現している。「Cloud in the Sea」シリーズは水面に映りこむ雲を描き、海面を揺らめく雲の形と、交差する波を1枚のイメージに閉じ込めようとしている。この3作品は明け方の静かな海をイメージし、朝靄の静かな海に光線が降り注ぎはじめ、徐々に明るくなっていく時間帯が描かれている。谷口は透明感のある画面に自然のサイクルを取り込み絵画表現している。

Cloud in the Sea #11, #20, #12
2020
油絵具,アクリル絵具,ビス,ボンド, lvl材,ベニア板
910×650mm(P30)×3

立体作品|《Wrapped or divided Aエントランス踊り場

アーティスト: 後藤宙

物の成り立ちやその構造への興味から、数学や法則性などの普遍的な性質と個人的な感覚を出会わせる形で制作をしている。主なメディアとして糸を使用した立体作品やインスタレーションを制作。本作では鉄の線材による二等辺三角形をベースとした四面体のフレームに白い糸を張り巡らせ、周囲の空気を包むような、また同時に隔てるような曖昧な空間を構成する。360度異なる見え方をする作品を触れるように目で追うことで、鑑賞者は没入するような空間的な体験ができる。緻密な糸をたどらせながら身体感覚にアプローチし、規則的で近未来的な空間の広がりを感じさせる。
 
Wrapped or divided A
2024
鉄, ポリエステル糸
H705×W497×D497mm

染色作品|《Time waits no ones職員エントランス

アーティスト: 片山穣

ろうけつ染めに独自の技術を加えた染色技法で制作。多くの制約が伴う中で綿密に計画され、幾度にも繰り返される染色の作業工程によって、何層にも絵柄が重なり、繊細な作品の表情を出すことを可能にする。空想の動物と桜をモチーフに「時は誰も待たない」と名付けられた本作は、「時」という概念を空想の動物に仕立てることで、時代に流されるのではなく自らがその手綱を取り、進んでいこうというメッセージが込められている。散りばめた桜は「時の流れの儚さ」を感じさせる。
 
Time waits no ones
2017
綿, 染料
H610×W940mm

事業主一般財団法人 あんしん財団
所在地東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー21F
設計デザイン株式会社イトーキ
アーティスト岡田菜美、後藤宙、谷口洸、片山穣
協力gallery UG (岡田作品), Azumax(アートプラクティショナー)
撮影木村雅章
アートディレクションArtPlace Inc.