明治ホールディング株式会社のリニューアルオープンした社員食堂に社員が参加して完成した壁画を展開
Task  プロジェクトの課題
明治グループの本社社員食堂がリニューアルオープンするに伴い、「明治ホールディングス株式会社」および傘下の2社:食品を扱う「株式会社明治」、医薬品を扱う「Meiji Seikaファルマ株式会社」で働く社員がともに利用する食堂において、所属の垣根をなくし、自然な交流が生まれる環境づくりが課題となった。アートを通じて社員同士のコミュニケーションが円滑になるような場の創出が求められた。
Solution  アートプレイスの提案
アートプレイスは、2段階構成の参加型ワークショップを取り入れた壁画制作を提案した。第1段階のワークショップでは、本社で働く全社員の投票によって、リニューアルオープンに合わせて制作する壁画のテーマを決定した。選ばれたテーマ「対話が生まれる場所」を元に、菊地伊織がプランを作成した。第2段階では、社員の中から参加者を募り、約60名の社員が壁面に色を塗り、アーティストとともに壁画を完成させるワークショップに参加した。2段階構成の参加型ワークショップに携わることにより、社員の間に共通の話題や帰属意識が生まれ、アートが組織のエンゲージメント向上に貢献することを目指した。また、画中にはコミュニケーションを誘発させるよう、明治にまつわるモチーフなどが随所に忍ばせてある。
Works 作品
壁画アート|《Togetherness》|社員食堂 リラックスエリア
本社を使用する社員の投票により決まった壁画のテーマ「対話が生まれる場所」を元に壁画を作成。絵の中には、明治グループ2社「株式会社明治」「Meiji Seikaファルマ株式会社」をイメージするモチーフを散りばめ、吹き出しの「Meet」「Enjoy」「Ideas」「Join」「Inspire」は頭文字を並べると「MEIJI」になるように仕掛けた。多種多様な人びとが大きなテーブルで誰かと相席になったり、話したり、微笑み合ったりと同じ空間で集まっている場面を壁画にすることにより、何気ない出来事が場を共有することにより良いものになる様を表現した。
   
  《Togetherness》
  2025
  塗料、コーティング
  H2,030×W5,300mm 程度
| 事業主 | 明治ホールディングス 株式会社 | 
| 所在地 | 東京都中央区 | 
| 設計デザイン | 株式会社スペース | 
| アーティスト | 菊地伊織 | 
| 協力 | 明治ホールディングス株式会社、株式会社明治、Meiji Seikaファルマ株式会社の社員の方々 | 
| 撮影 | ヤマモトケイタ [YAMAMOTO KEITA photographic record] | 
| Art Direction | ArtPlace Inc. | 










