山口県出身の詩人、まど・みちおの詩の世界をモザイクで表現したアートは、来院者の気持ちを和らげます
Task プロジェクトの課題
山口大学医学部附属病院が、県の中核医療機関としての充実を目指し、主要機能を集約した新病棟(A棟)を建設するにあたり、来院者に心地良い空間作りの取り組みとしてアート導入が計画された。
Solution アートプレイスの提案
新病棟として建設されたA棟では、今までになかった「病院 ×詩」を切り口に、山口県周南市出身の詩人、まど・みちおの詩に着目し、モザイクタイルアートという形で表現した。エントランス、オディトリアムロビー、1-3・6-12階エレベーターホールなど来院者の滞留時間が多い場所をメインに作品を展開した。
なかでもエントランスの大画面の作品は、『空気』という詩を題材に、アーティストが制作した原画を、モザイクタイルアートで表現。「すべてのいきものは空気をとおして兄弟である」という詩人の世界観で来院者を迎える。
小児科病棟や新生児集中治療室(NICU)には、入院する子どもたちとそのご家族を励まし、不安をやわらげることを目的としたアート作品を展開し、遊び心ある表現で、子どもたちに笑顔と安心を届ける空間づくりを心がけ、スタッフラウンジにも設置することで働くスタッフにとっても快適な環境を創出することを目指した。
Works 作品
モザイクタイルアート|A棟 1Fエントランス、オーディトリアムロビー
『空気』という詩を題材に、渡邉による原画をイタリアで活躍する永井友紀子がモザイクタイルアートで表現。「すべてのいきものは空気をとおして兄弟である」という詩人の世界観で来院者を迎える。
サイズ:高さ2400×幅4350mm
まど・みちお氏の詩による平面作品|A棟 1F-3・6-12F エレベーターホール、4F共用廊下
エレベーターホールや共用廊下には、まど・みちお氏の詩と絵画を組み合わせたアート作品を展示。エレベーターを待つひと時、作品を鑑賞することで、不安な気持ちをやわらげる時間を作りだす。
モザイクタイルアート|A棟 2・6F 共用廊下、手術ホール、スタッフラウンジ
来院者や入院患者、病院で働くスタッフが行き交う窓のない廊下に緊張感をやわらげるアート作品を設置。手術ホールやスタッフラウンジなど、限られた人しか立ち入れないエリアにもアートを取り入れ病院全体の快適な環境づくりを進めた。
ウォールアート・モザイクタイルアート|A棟 6F 新生児集中治療室(NICU)、8F小児科病棟 廊下、プレイルーム
小児科病棟の廊下には、思わず笑みがこぼれるようなアルファベットを用いたグラフィカルなサインアートを展開。英語やアートを楽しみながら病室の場所を覚えることができ、さらにスタッフやご家族との会話を生み出すコミュニケーションツールとしての役割も担っている。
プレイルームには、反射を利用した不思議なミラーアートや模様のないワンちゃんがブースを通り抜けると水玉模様のワンちゃんに変身する、子どもも大人も楽しめるアートウォールを展開。入院生活の不安や苦痛をやわらげ、子どもたちやご家族が笑顔になれるように工夫されている。
| 事業主 | 国立大学法人山口大学医学部附属病院 |
| 所在地 | 山口県宇部市南小串1丁目1-1 |
| 設計デザイン | 山口大学施設環境部+株式会社 佐藤総合計画 |
| アーティスト | 渡邉良重 |
| 撮影 | 阿野太一 / タウンアート |
| アートディレクション | アートプレイス株式会社(旧株式会社タウンアート) |



































