都市をリラックスさせる試み_オフィスで企画展開催
「ITOKI TOKYO XORK」での3回目の企画展では、「Re-Lux/Lax the urban environment - 都市をリラックスさせる -」をテーマに、
新たな試みとしてキュレイトリアル・コレクティブ HB. をゲストキュレーターに迎え、オフィス空間におけるこれまでとは違ったアートの可能性をみていただく機会を創出した。年間を通して、既存作品の展示を前期に(4月18日〜8月20日)、8月からの後期には新作を中心に、オフィス内にて展開した。
コンセプト|
オフィスは、効率よく仕事をするための場です。そこでは仕事に不要なものは基本的に排除されます。しかし、私たちが仕事をするために生きているのではなく、生きるために働いているように、仕事をより効率良く行うためには、⾒慣れた⽇常に新たな発⾒をもたらすような適度な刺激が大切です。そうしたものを内包した新しい形のオフィスITOKI TOKYO XORKにおいて「Re-Lux/Lax the urban environment ―都市をリラックスさせる―」をテーマに4月18日から8月20日まで展開をしてきたLight Brain Vol.3。
8月22日から12月23日にかけて開催する後期展示では、前期に引き続き、都市と人間と自然の関係を模索する7組のアーティストによる新作を含む18点の作品を紹介。彼らの作品や、前期からの変化を見つめることが、働く人々にRe-Lax(リラックス)するきっかけを提供し、新しいアイデアや発想の転換のように現状をRe-Lux(リルクス/リライト)する⼀助となることを目指しました。
Light Brainとは? | アートは、理論的な思考をつかさどる[左脳]だけではなく、感性や直感をつかさどる [右脳-Right Brain-] がとても重要となる。アートを身近に感じられる空間で[右脳]を刺激し、感度を高め、「光脳-Light Brain-になろう!」というメッセージを本展に込めた。
概要 |
展覧会名 | 「Light Brain Vol.3 Re-Lux/Lax the urban environment – 都市をリラックスさせる-」後期
会期 | 前期|2022年4月18日(月)―12月23日 (金) 後期|8月22日(月)ー12月23日(金) [土日祝日を除く]
※会期中、8月下旬に展示替え
会場 | ITOKI TOKYO XORK 11・13F (ITOKI本社オフィス/ショールーム)
企画 | HB. [髙木 遊・立石 従寛・三宅 敦大]
アーティスト | (50音順)
梅沢 英樹 | 1986年 群馬県生まれ / 2019年 東京藝術大学大学院 美術研究科先端芸術表現専攻 修了
河野 未彩 | 神奈川県生まれ / 2006年 多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻 卒業
立石 従寛 | 1986年 シカゴ生まれ / 2020年 Royal College of Art, Fine Art Photography M.A., 取得
津田 みなみ | 1996年 岐阜県生まれ / 2021年 多摩美術大学 美術学部絵画学科油画専攻 卒業
松井 照太 | 1994年 京都府生まれ / 2018年 京都市立芸術大学 彫刻専攻 卒業
三瓶 玲奈 | 1992年 愛知県生まれ / 2017年 東京藝術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画 修了
渡邊 慎二郎 | 1995年 愛知県生まれ / 2020年 東京藝術大学大学院 美術研究科絵画専攻壁画 修了
SCAN THE WORLD | 石毛健太(1994年東京都生まれ)とBIEN(1993年東京都生まれ)が主導する、
ハンディスキャナーで新しい遊びを考えるプロジェクトの総称。2018年より活動開始
キュレーション | HB.
髙木遊、立石従寛、三宅敦大によるキュレイトリアル・コレクティブ。HB.Nezu (東京)を拠点に、国内外のアーティスト、キュレーターを招致し、展覧会を企画、実施するだけでなく、美術館やギャラリーのような特定の場所に囚われない、キュレーションのあり方を模索する。また、The 5th Floorと共同でキュレーター・イン・レジデンスプログラムを実施するなど、日本におけるキュレーターの認知の拡大と、活躍の機会の創出を目指す。
Works 作品
事業主 | 株式会社イトーキ |
所在地 | 東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング 11F – 13F |
アーティスト | 梅沢英樹、河野末彩、立石従寛、津田みなみ、松井照太、三瓶玲奈、渡邊慎二郎、SCAN THE WORLD(石毛健太・BIEN) |
協力 | Yutaka Kikutake gallery(三瓶作品) |
主催 | アートプレイス株式会社 |
撮影 | 前期:加藤甫 |